的様の滝

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 滝名の由来でもある 「的様」 も岩肌にくっきりと浮かび上がり、自然の悪戯とはいえ不思議としか言いようがありません。
「的様」 はこの滝のすぐ上にあり、訪問前は単に離れた岩壁に「的らしき物が浮かび上がっているだけだろう」と思っていましたが、これほど明確に「的?」が存在し、更にすぐ下に美しい滝が流れ落ちていて予想以上の美しさだったために、印象深い滝になりました。

道志村の伝説の一つにこの室久保沢の的が挙げられる。昔、源頼朝公が富士の巻狩りの折、この地に標的を造り武道練成のため矢を射ったと伝えられる。現在もここより4km離れた戸部部落には射場として櫓を組んだ場所があり櫓開戸と呼ばれている。この一の的は涼水が勢い良く流れ落ちており、石英閃緑岩の一枚岩に鮮やかな三重の的を見ることが出来る。尚二の的、三の的は埋没し見ることが出来ない。

【 アクセス等 】
国道413号線 ⇒ 道志の湯 ⇒ 的様 (国道に標識がありますので、気が付くと思います)
入口から少し降りるとすぐに的様、更に滝壺にも降りることが出来ます。